株式投資での利益
株式投資によって得ることができる利益は、大きく分けて以下の2つです。
・値上がり益
・配当金
値上がり益
値上がり益とは、株式を売却する際に、購入価格よりも高い価格で売却することで得られる利益のことです。株式の価格は、企業の業績や景気動向などのさまざまな要因によって変動します。そのため、値上がり益を得るためには、投資対象となる企業の業績や景気動向を分析し、将来の株価の値上がりを予想する必要があります。
配当金
配当金とは、企業が利益の一部を株主に還元するものです。配当金は、通常、1株あたりの金額で表されます。配当金の額は、企業の業績や財務状況によって異なります。そのため、配当金を重視した投資を行う場合は、配当利回りの高い銘柄を選ぶとよいでしょう。
その他に得られる利益
株式投資によって得られる利益には、上記の2つの他に、以下のようなものもあります。
・株主優待
・株式分割による資産の増加
・株式交換による資産の増加
株主優待とは、企業が株主に対して行うサービスや商品のことです。株主優待は、現金や商品券、旅行券、割引券など、さまざまな種類があります。株主優待を重視した投資を行う場合は、株主優待の内容が充実している銘柄を選ぶとよいでしょう。
株式分割とは、1株の株式を複数の株式に分割することです。株式分割を行うと、株価は分割前の1/nに下がりますが、保有する株式の数はn倍になります。そのため、株式分割によって、保有資産の額は実質的に増加することになります。
株式交換とは、ある企業の株式を、別の企業の株式と交換することです。株式交換を行うと、両社の株主は、それぞれの企業の株式を交換して、保有する企業を変更することができます。そのため、株式交換によって、保有資産の種類が変更されることになります。
具体例
株式投資によって得られる利益の具体的な例を挙げると、以下のようになります。
- 100株を1株あたり1,000円で購入し、1株あたり1,200円で売却した場合、譲渡益は200円×100株＝20,000円となります。
- 100株を1株あたり1,000円で購入し、1年間保有し続けた場合、配当金が1株あたり10円の場合、配当金収入は10円×100株＝1,000円となります。
なお、株式投資によって得られる利益には、税金がかかります。譲渡益と配当金の税率は、どちらも20.315％（所得税15.315%、住民税5％）です。ただし、確定申告をすることで、配当金の税率を20％から15％に抑えることもできます。
株式投資による利益の獲得にはリスクが伴うについて
株式投資によって利益を得るためには、相場の変動を予測して、タイミングよく売買を行う必要があります。しかし、相場は常に予測通りに動くわけではなく、損失を被るリスクもあります。
まとめ
株式投資を行う際には、リスクを十分に理解した上で、慎重に判断することが重要です。
